歴史を振り返る

2011-07-05

今やもうすっかり聴き慣れてしまった言葉ですが、「援助交際」というものは、はっきり言って「売春」以外の何ものでもありません。売春の歴史を辿っていくと「赤線」に行き着きます。男性がお金で女性の体を自由にできるという考えに端を発したものですね。歴史的に赤線や売春は、法律で禁止されてきました。一方援助交際はというと、何のお咎めもなく公然と売春行為を行っているのが現状です。女性は男性に体を提供し、男性は見返りに金銭を渡す。「援助交際」という言葉の響きに、卑猥さや犯罪めいた響きはありませんが、その実態は立派な性行為なのです。赤線の時代は、売春もお小遣い稼ぎではなく、生きるか死ぬかの際で、職業として成り立っていたのです。戦後の貧困を乗り切るために女性が体を売り、飯代を得ていた日本の暗い歴史でもあるのです。しかし今日の援助交際をしている人たちはどうでしょうか?食べることに困っているわけではなく、ブランド品が欲しいからとかいうお気軽な理由で、簡単に援助交際(エンコー)と軽々しく呼ばれる売春行為を行っているのです。援助交際をしている女性たちにこれといった悪気や罪悪感はなく、自分の体は自分の好きなようにしていいと、名前もろくに知らない男性に体を売っているのです。日本の現行法では、立派な犯罪行為である援助交際ですが、援助交際をしている当の彼女たちに意識の変化がない限り、援助交際そのものがなくなることは永遠にないでしょう。

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